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CMSを導入する上で、ツールの選定は初期投資や運用コストを左右する重要な要素です。
自社のWebサイトの現状を知ることが、CMS導入では非常に重要になります。
グローバルサイトや複数サイト等、100単位のURLを一元で管理するようなプロジェクトの場合、最初からその規模感に見合ったツールの選択が要求されます。
またアクセス数やページ数などの規模感も重要なポイントになってきます。
CMSを導入する上で、ツールの選定は初期投資や運用コストを左右する重要な要素でもあり、公開後の運用を成功させるか否かを決めかねないポイントでもあります。
これを決めるキーポイントは「スケーラビリティー」です。
CMSの選定のキーとなるスケーラビリティとは、サイトの規模やアクセス数などの規模を指します。
一人が1ページを随時更新するような小規模から、複数サイトや10,000ページを超える大規模サイトまで、Webサイトには様々なものがあります。
その規模(スケーラビリティ)に合わせたツールの選定が重要となります。
ブログに代表される、簡易なCMSツールである。
個人で管理運用することが前提のツールがほとんどである。
何人かで管理し、承認フローが必要な場合は、カスタマイズが必要な場合が多い。
コストは、ローコストで、開発も短期間で行えるモノが多い。
個人や中小企業のCMSとしては、最適である。
代表的な製品: TypePad, WordPress
小規模のサイトをターゲットに設計されているため、逆に機能が多いツールが存在する。
このクラスは、非常に沢山の製品が提供されているので、選択の幅が広い。
大量のデータを扱うことを前提としていないので、選べるDBの幅も広い。
コスト的には一番パフォーマンスがよいが、URL単位のライセンスが多いので、大量のURLを管理する場合、最終的には、エンタープライズ版の方が、ライセンス料が安くなる場合もある。
承認フローの自由度は、高くない。
またこのクラスは、機能が高いほど開発工数があがるので、納期とコストが上がることを視野に入れて選択したい。
代表的な製品: HeartCore, WebRelease, WriteWired, NOREN
100以上のURLの一元管理や100人単位の同時アクセスに耐えられる。
また、沢山のURLを一元で管理したときに1URLあたりの単価が安くなるライセンス形態になっている場合が多い。
DBも選択肢が限られるが、大容量のデータを扱うことを前提として設計されている。
さらに、期間の業務との連動連携も、最初から視野に入った設計になっているツールが多い。
承認フローの自由度は、スタンダード版と比較にならないほど高い。
代表的な製品: Fatwire, InterOven, OracleUCM, SDLTridion