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CMSツールについて

CMSツールと言われる製品の中にCMSではないモノが多く含まれていることに注意する必要があります。

CMSツールは機能の ○× で選ぶのではなく、コンテンツを管理するうえで何を成果とするかを選ばなければなりません。

CMSツールがコストへインパクトを与える3つのポイント

CMSツールの選定は、機能の ○× で選んではいけないと申し上げましたが、安価なツールほど ○ が多いものです。

しかし、出来ることが限られているからこそ ○ が多い訳で、本来は運用しながら成長していくWebサイトで、運用者の増大、サイトの拡張性、バージョンアップへの対応など様々なことが起こっていきます。

CMSツールの選定は、中長期的に見据えて考える必要があります。そのポイントとなる点は3つです。

ポイントその1: 更新方法

CMSは、一箇所の入力や、指定で複数箇所の更新が可能にならなければ、必要要件が満たせないことになります。

CMSツール選択において、最初の選択は「一対一の更新で問題がない」「一対多の更新が必要」となります。この選択は、CMSツールのコストに相当インパクトがあります。

共通項目が、存在しない、もしくは存在しても数箇所であり、個別に入力してもたいした手間ではない、そんな場合は、一対一の更新ツールをお勧めします。

一対一で良ければ、これはCMSツールではなく更新ツールだと言えます。

更新ツールなら、選択肢が劇的に増え、価格もリーズナブルになるはずです。

ポイントその2: 動的か静的か?

これは成しえたいことの中に、ユーザーのマイページ等、アクセス毎に、もしくはユーザーのアクション毎に動的にコンテンツを変更したい場合に検討しなければなりません。

このような要望がない場合は、静的なページ生成になります。

どちらがいいと言うよりも、静的なページを生成するCMSツールは、動的生成が出来ないか、あまり得意ではありません。

また逆に、動的生成が得意なCMSツールは、静的なページ配信が出来ないか、もしくは不得手です。

静的ページが得意なCMSツールも、レコメンドやマイページが出来ないわけではありません。最初から、レコメンドする商品やサービスを確定させておけば、問題無く実現可能です。

この選択は、経験値の高い制作会社に相談して、自社のやりたいことがどちらに向くのかを尋ねてみるのがよいと思います。

もちろん、これまで述べてきたとおり、「何を成しえたいか」が明確でなければ、どんな優秀な制作会社でも、この質問に答えを出すことは出来ません。

ツール選択は、あなたのやりたいこと、成しえたいことが明確なら、あとはコストが合うモノを選ぶだけ、ということになります。

ポイントその3: 承認フロー

CMSツールにより、できることが大きく違うパートの一つと言えます。

これを選択するには、自社の承認フローを策定する必要があります。策定した承認フローが、可能なCMSツールを選択すると言うことになります。

全てではないですが、承認フローの自由度は、CMSツールの価格にそのまま現れていると考えられます。

また承認フローの自由度だけではなく、承認方法も十分に確認して下さい。

自社内で、承認するメンバーのリテラシーが、そのCMSツールの承認方法で問題が生じないかどうか?カスタマイズしない状態で、単に管理ページのURLがメールで送られてくるだけで、承認者が理解し、承認できるか?

これは、それぞれの企業で、全く違った選択になると思います。